心血管ドックを立ち上げました
高齢化が進む本邦において2030年には心不全患者は130万に達するとも言われています。(心不全パンデミック)
心不全になると、動悸や息切れ等の症状が出現し普段の生活が制限され、寝たきりなどの原因にもなります。当院ではこういった状況を鑑みて、心不全の発症を予防する為に心血管ドッグを立ち上げました。
心不全になると、動悸や息切れ等の症状が出現し普段の生活が制限され、寝たきりなどの原因にもなります。当院ではこういった状況を鑑みて、心不全の発症を予防する為に心血管ドッグを立ち上げました。
心不全の原因として高血圧症、狭心症/心筋梗塞等の虚血性心疾患、弁膜症、心筋症、不整脈等があり、またこれらの疾病の多くが動脈硬化が原因となって発症しています。
動脈硬化とは単純に血管(動脈)が硬くなるだけではなく、進行性に狭くなり、最終的に閉塞すると重篤な状態に陥ります。
動脈硬化が原因として発症する病気には、心臓だけではなく脳卒中(脳梗塞・脳出血)や大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症等の血管、腎硬化症などの腎臓の疾病があります
そしてこの動脈硬化は、加齢や高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙歴などが、危険因子となり最近ではメタボリックシンドローム(肥満)や高尿酸血症、腎機能障害なども動脈硬化を進行させると言われています。
脳卒中や心筋梗塞などの心血管イベントを予防するには、これらの危険因子をコントロールすることが重要になります。
当院では心臓はもちろん、頭部を含めた全身の血管の評価も行い、予防に努めたいと考えています。
興味のある方はご相談下さい。(心血管ドッグにつきましては基本完全予約制となります。)
検査項目 と 費用
心血管ドッグを受けるにあたり、下記の費用がかかります。
- 血液検査
- 心電図検査
- 胸部X線検査
- 心エコー検査
- 頸部エコー検査
- 脈波検査(血管年齢)
- 尿検査
計:22,000~25,000円(血液検査の項目によって金額が変わります)
オプション
- CT:15,000円(胸部腹部大動脈瘤、動脈硬化、肺癌等の精査)
- MRI:15,000円(脳動脈瘤、脳腫瘍等の精査)
- 呼吸器検査:3,500円(肺気腫、閉塞性換気障害の精査
- 睡眠時無呼吸症候群:7,500円
- ドクターからの説明を希望される方:1,500円